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2020年度第1四半期の国の年金資産の運用結果は+8.30%(12兆4,868億円)の収益となりました
(日本年金機構)

2020/08/07

 令和2年8月7日に厚生労働省より年金積立金管理運用独立行政法人(以下、「GPIF」という。)による国の年金資産の2020度第1四半期の運用状況が公表されました。
 2020年度第1四半期(2020年4月〜6月)の国の年金資産の運用状況での収益率は+8.30%となり12兆4,868億円の収益となりました。
その結果、2020年6月末現在の年金運用資産額は162兆926億円となりました。

GPIFによる国の年金資産の詳細については下記の年金積立金管理運用独立法人のホームページでご覧ください。

■令和2年度第1四半期 運用状況

■2017年度〜2019年度の四半期毎の運用利回り

2017年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 年度
運用利回り 3.54% 2.97% 3.92% −3.49% 6.90%
2018年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 年度
運用利回り 1.68% 3.42% −9.06% 6.21% 1.52%
2019年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 年度
運用利回り 0.16% 1.14% 4.61% -10.71% -5.20%
2020年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 年度
運用利回り 8.30% 8.30%

■過去の運用資産の構成割合

2019年度末 2019年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
国内債券 23.87% 26.33%
国内株式 22.87% 24.37%
外国債券 23.47% 21.81%
外国株式 23.90% 27.49%
短期資産 5.95%
合  計 100.00% 100.00%

※参考:

12兆4,868億円の収益とは時価に基づく評価損益であり、実際の金融商品の売買により発生した収益ではなく、保有している金融資産を時価評価で換算した際の評価の価額です。
例えば、2019年度末の年金積立金の運用結果で−8兆2,831億円(収益率換算で−5.20%)の損失が発生したと報じられました。
 しかし、3ケ月後の2020年度第1四半期では12兆4,868億円(収益率換算で8.30%)の収益と発表されました。このように四半期毎の損失や収益は実際の金融商品の売買により発生した実際の収益額や損失額ではなく、2020年3月末日現在で持っている金融商品と2020年6月末日現在で持っている金融商品を時価による評価換算で比較をした場合に発生した評価損益の差額であります。
よく損失が発生した際に一部の報道では将来の年金資産がなくなり、将来年金が貰えなくなるという記事が見受けられますが、このように、年金積立金の運用状況は長期的に判断する必要があり、単年度や4半期毎の運用状況だけで年金積立資産の実額が減ったり増えたりするという性質のものではありません。
 今回の運用結果においても、12兆4,868億円の年金積立資産の収益が発生したが、年度途中における評価による収益ですので、将来の年金給付に直接反映するものではありません。

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